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ピラミッド(金字塔)vs.万里の長城

Posted by japansmallpotatoes : 10月 20, 2009

1999-2000年はカイロに駐在していましたが、日本から遠来のお客さんが来ると、業務の合間にギザのピラミッドへよく案内していたものです。私が初めて、ギザのピラミッドを見たのは、1978年の大阪勤務の頃に湾岸諸国、サウジアラビア、エジプトへ出張した際です。当時も、その大きさに圧倒され感動したものですが、その後も何度行っても、間近で見ると規模の大きさに何時も改めて感心します。同行の日本人のお客さんは、ギザの市街地を抜け間近にピラミッドが見える所で、一様にぎょっと驚いたものでした。

拍子抜けしたのは、中国のメーカーの許社長を案内した時でした。品質クレームの解決に、どちらかと言えば、嫌がる人を呼び寄せていたので、気分的に滅入っていたのかも知れませんが、ピラミッド麓のゴルフ場の脇の皆が「オー」と言うポイントへ来ても、全く驚いてくれませんでした。日本人は皆驚きますよと説明すると、中国には万里の長城が有るので、ピラミッド程度では、中国人は驚かないよと言われました。私は万里の長城を見たことが無いので、そんなものかと納得しておりましたが、皆様は如何でしょうか。

思い立ちましたので、改めて基本ポイントをおさえてみました。

建設時期:

ピラミッド: 紀元前27世紀頃から2000年間程

万里の長城: 紀元前4世紀頃から同じく2000年間程

ピラミッドの方が圧倒的に古いが、どちらにせよ蒸気機関、内燃機関が有るわけで無く、両方とも家畜、人力で建設されたので、引き分けか。

総規模(体積):

ピラミッド: 最大のクフ王のピラミッドで、235万立方メーター、エジプト全土で80個程度ピラミッドが有ると言われているので、235×80として最大で18,800万え立法メーター

万里の長城: 明代に建造された(一番新しい)部分の平均高さ7.8M、幅の資料が見当たらないが10M程度らしい、長さは二重の部分を合わせて2000KMだが、古代からの全長6300KMを取ると、最大で(古代の分は低い筈なので)7.8X10X6300000で49,140万立方メーター

万里の長城の方が2倍以上の総規模と思われる。

工事の難度(高さと石の重さ):

ピラミッド: クフ王のピラミッドで高さ138M、石の平均重さ2.5トン

万里の長城: 明代の建造部分で最高の高さ14M、石のおよその重さ0.5トンでレンガも多く使われている様です。

技術的な事は解りませんが、高さが高ければ高いほど、1個の石が重ければ重いほど、工事としては、難度が高くなると思います。万里の長城の場合は、稜線に長城が連なる写真を見た事が有りますので、山頂まで石を運び上げる労力が本体の高さを積み上げる以外の労力として必要になるかと思います。(現在のギザの3大ピラミッドも小高い台地の上に有り、エジプトのおんぼろタクシーでは駐車場に行くまでにエンストするのではと思うぐらいの急坂を上がらねばなりません。)

仮に長城のこの余分の労力及び総規模の判定を考慮に入れても、10倍x5倍の難度の差を縮めるのは難しく、ピラミッドが判定勝ちではと私は思います。社長!社長の名前の通り私の結論をして下さい。

思いついて大阪城の城壁の石の重さを調べてみました所、最大の蛸石で重量130トン、ベスト10までの石は50トン以上と、ピラミッド構成の石と比較すると、途方も無い大きさと判明しました。日本の戦国時代の築城の技術は、もしかしてピラミッド級か?金

ところで、不滅の業績などを意味する「金字塔」とはピラミッドの事だと、皆さんご存知でした。恥ずかしながら、私は当時中国人と話をしていて、初めてピラミッドの事を金字塔と呼ぶ事に気づいた次第です。ピラミッドの形がの字に見えるようです。

 

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